Lv93 迷える心

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(ノルペが苦笑いを浮かべた
慰めの言葉は彼を余計に傷つけてしまうだろう)
…グレルの治療…何か手伝えることはあるかな?

迷える心Ⅰ

今のノルペを慰めるのは難しそうだ。
違う話をしてみよう。

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ノルペ

アンナ殿も私も…治療を試みましたが、グレル君自身の宝玉を取り戻す以外に方法はなさそうです…ですが言い方を変えれば、宝玉さえ取り戻せば回復は可能です。

グレルの宝玉マモンを倒せば…取り戻せるんだよね?
できるかな…

(ノルペが大きく頷いた)
DNクエストさんも見たと思いますが…マモンは宝玉を飲み込んだ後、苦しそうに逃げていきましたよね?
自分より強いグレル君の宝玉を体内に取り入れたことで、体に負担がかかっているのです。

近いうちに宝玉を1つに融合させるため、ネストを作り出すでしょう。
その時を狙えば、勝機はあります。

よし!
ノルペがそう言ってくれるってことは、希望があるってことだね。

希望があるといっても、相手は兵士を率いるチャイルドです。
準備が必要ですね…
ですが幸いにも協力者が現れました。
グリゴリー殿がマモンの居処を知っているらしいのです。

グリゴリー殿に案内してもらおうと思っています。
もし今回のことが成功すれば、彼を正式に反女神派として受け入れてもよいと思っています。

いいの!?
グリゴリーはチャイルドだからって、あんなに警戒してたのに…

グレル君の命がかかっていますし、彼はアルテアチャイルド…重要な存在です。
どんなことをしてでも守らなければなりません。
それにグリゴリー殿が反女神派の一員になってくれれば、我々にはできないことを任せられますしね。

…それにしても、避難がほとんど終わっていてよかった…
今回のことが無事に終わったら、次こそはDNクエストさんと「治癒の杯」を探しに行かないといけませんね。

そうだね。
きっとその時にはジェレイントが何か手がかりを持ってきてくれるはずだよ。
それまでに、1つずつ解決していこう。

迷える心Ⅱ

ベルニカに今回のことを問いたださなければならない。
ノルペがくれた手紙もあるので、それを持ってベルニカの所へ行こう。

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ノルペ

あ、実は…ノルペ…。ちょっとやっておきたいことがあるんだ…

おや…どうしたんですか?

メルカ王国に行こうと思うんだ。
ベルニカさんに直接話をしてくる。
なぜあんなことをしたのか…なぜ裏切ったのか…

…そうですね。
事を引き起こした責任を…問わなくてはなりませんね。

ですが…おそらく反女神派を裏切った行為を簡単には認めないでしょう。
DNクエストさん、ちょっと待ってください。

(ノルペがテントの奥へ入り、何か書き留めている)

これが役立つと思います。
ベルニカ殿への警告です。
DNクエストさんも読んでいいですよ。

ありがとう!
それじゃあメルカ王国に行ってくるね。

お気をつけて。
私はマモンの動向を探ろうと思います。

迷える心Ⅲ

ベルニカはイベールの話を聞いても自分の考えを曲げようとしない。
ノルペからの手紙を見せれば少しは変わるだろうか?
手紙だけを渡すのはちょっと癪なので、ベルニカの目の前で読み上げてやろう。

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【メルカ国王】ベルニカ

DNクエストちゃんか。
そろそろ来ると思っていたよ。
グレルがこちらに来る途中、突然俺の部下を振り払ってファルシュ廃棄地域へ向かったらしい。
一体どういうことだろうね…

(ベルニカの言葉を遮る)

本当は知っていますよね?
グレルがなぜ、ファルシュ廃棄地域へ向かったのか…
騙し通せると思っているんですか?

(ベルニカが眉をひそめる)
フフッ…全部バレてしまったようだね。
これは面倒なことになった。
だが前にも言っただろう?
イベールはきっと反女神派にとって災いの種になる。
いつかは消えるべき存在だ。

今、何が起きているか…知らないんですね。イベールは逃げましたよ。
そしてその代わり、グレルが怪我をしました。
ベルニカさんが呼び寄せたチャイルドに…マモンに宝玉を奪われたんです!

何だって…?

グレルは宝玉を奪われて、生死の境をさまよっているんです!
このままじゃグレルが消えてしまう…全部ベルニカさんのせいです!

まさか…グレルほどの力の持ち主が…マモンにやられるとは…

どうしてあんなことを…!?
なぜマモンにイベールを売り飛ばすようなことを……

そこまでしてイベールを亡き者にしたいんですか?
グレルと反女神派を裏切ってまで…!?

さぁ…どうだろうね。
俺がマモンに売ったのはだたのチャンスと手段だ。
チャイルドの秘密も教えてはくれなかったしな。
「装置を使えば未熟だが強いチャイルドをおびき寄せることができる」…そう教えてやっただけさ。

だがグレルが途中で暴走したこと…あれは俺にとって想定外の出来事だった。
グレルをメルカに留めておくべきだったな。
それさえ無ければ計画はすべてうまくいくはずだった。

ベルニカさん…信じてたんのに…。ノルペさんも皆も…
どうしてかわかりますか?

イベールがあなたを信じてくれと言ったからです。

信じなければ始まらない。何も変わらない」そう言ったんです!

…フフッ……そうか。
イベールがそんなことを…

はい…なのに!…なんでもないです。
ミストランドの人間じゃないのに、こんなこと言っても信じてもらえませんよね。

これ…ノルペさんからの手紙です。

(手紙を取り出しベルニカの目の前で読み上げる)



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「ベルニカ殿……貴殿の計画は完璧でした。
しかしその結果は散々たるものです。
その失敗のため、我々反女神派はグレルという重要な存在を失おうとしています。
しかし、今回のことで何かを失おうとしているのは反女神派だけではありません」

「ベルニカ殿は、危うい状態で保たれていた均衡を崩すという過ちを犯した。
そして何よりも大切な信頼を失ったのです。
メルカ王国は女神派と反女神派の対立を利用し、富を得た国。
我々の信頼を失ったということが何を意味するのか、どんな影響を及ぼすのかは、ご存知のことかと思います」

「じきにメルカを大きな危機が襲うでしょう。
マモンの次なる獲物はメルカ王国です。
地理的な要地であり、ドリムゴルドを有する鉱山を持つメルカ王国…
マモンは、グレルの宝玉による傷が癒えれば、すぐにでも襲ってくるでしょう」

「そして、マモンの動向を最もよく知ることができるのは、南部の領地にいる我々反女神派です。
…一度の過ちで反女神派から完全に距離を置くつもりがないのでしたら、正しい決断をされるよう願うのみです」



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【メルカ国王】ベルニカ

(手紙の内容を聞いたベルニカの顔色がみるみる曇っていく)
……そうか…そうだな。
クソッ…

わかった認めよう。
こんなことになるなんて思いもしなかった。

(ベルニカが手紙を奪い胸にしまった)

ノルペ殿に伝えてくれ。
このベルニカ、過ちを認め謝罪する…と。
グレルの治療で必要なら、人でも金でも何でも準備しよう。
もし望むなら、俺の兵も好きに使ってくれ。
再び信頼を得るまで支援を惜しまないことを約束する。

メルカ王国に危険が迫っていると知った途端…手のひらを返したみたいに…

…メルカ王国は俺にとっての全てだ。
せめて…彼女が帰ってくるまでは…
(ベルニカが独り言のようにつぶやく)

わかりました。ノルペさんに伝えておきます。
あと…最後に1つ、聞きたいんですけど…
グレルをメルカに呼ぶ時に言っていたイベールの遺品、あれも嘘なんですか?

いや…遺品が見つかったのは本当だ。
イベールの短剣と、服が1着…。
その服を…たった1人、残された弟に贈ろうとしたんだろうな…

それを見て…イベールがイベールだった頃を思い出さなかったんですか?
どうして裏切ったりしたんですか…?

(しばらく沈黙した後、小さく呟いた)
そうだな…イベールなら理解してくれると思ったんだ。
たった一人の弟もその手にかけてしまうなら、いっそ…

(ベルニカが言葉を切って、こちらに背を向けた)

独り言さ。
…グレルは遺品をまだ受け取っていない。
後で南部の領地に送ることにしよう。

……ベルニカさん。あなたを信じたいんです。
あんな事があっても…まだ…

フフッ…それはよかった…。
アルテイアの人脈がここで切れてしまうのは、俺としても惜しいからね。

(ベルニカはこれ以上話したくないとでも言うように目を閉じてしまった。
沈痛な顔…初めて見る表情だ)

(罪悪感を感じている…? 考えすぎかな?
これからどうしよう? 誰を信じてどこい行けばいいんだろう?
全く…わからない…)

(こんな時ジェレイントがいたらなんて言うかな?
…アルゼンタはきっと怒るよね?
ルビナートだったらどうしたかなぁ?
メリエンデルがいたら…)

(何をするべきなんだろう…どこに行こう…
…ちょっとルビナートの隠れ家に行って考えを整理してみようかな)

迷える心Ⅳ

ベルニカはノルペからの手紙の内容を聞いて、やっと自分の間違いを認めた。
ベルニカは罪悪感を感じているようだが、よくわからない。
とりあえず自分の考えを整理するため、ルビナートの隠れ家へ行ってみよう。

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アルコ

DNクエスト様…

アルコ…どうしてここに…?

ノルペ殿から事情は聞きました。
DNクエスト様がメルカ王国へ向かったと聞いて、きっとお見えになると思い…

こんなことになるとは…。
どうか、心折れてしまいませんよう…

…グレルを守ることができませんでした。

ベルニカさんの陰謀にも気付かなくて…
イベールの事を隠そうとして事をややこしくした上に
治癒の杯」も手がかりも結局見つからないし…

色んなことがあった気がするのに、なに1つ解決できなかった…
道に迷ってしまったような気分です…

どうしたのです…まるで私のような事を仰いますね…らしくありませんよ。
DNクエスト様のせいではありません。
DNクエスト様は最善を尽くされたではないですか。

ふふっ…まさかアルコに励まされるなんてね。

ハッ…これは失礼いたしました。
私のような者が身の程も弁えず「励ます」など…申し訳ありません。
…ですがDNクエスト様に笑っていただけて…心より嬉しく思います。
では、私はこれで…

どこに行くの?

私にはやるべきことがあり…一処に留まることができないのです。
もし「治癒の杯」の手がかりを見つけたり、機会があればお会いできるでしょう。

そっか…わかった。
もうちょっと…考えを整理してから行こうかな。
今はまだ行くべき道がわからないから…

あまりに多くの出来事がありました。
一呼吸置くこともよい選択ではないかと思います。

多くのことが変化しようとしているのを感じます。
ですが、アルテイアから来られたお方。
自分を責めないでください。

何もかも見えなくなったとしても、自分の中の善意を見失わないでください。

※外伝.[転換点]が完了しました。

関連クエスト

migi.jpg Lv93 遺品の鍵 ※Chapter15.新たな勢力


  • 最終更新:2017-06-27 20:31:10

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