Lv93 小さな悲劇

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【雑貨商人】アテヌアタ

ありがと…ホントにありがと…ッ。
た…多分ベルニカ様なら、カイロン島でオロヤを探すのにきょ…協力してくれるかも…?

【雑貨商人】アテヌアタと会話

アテヌアタは、街に残っている痕跡がオロヤの物だと確信している。
彼女との会話を続けよう。

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【雑貨商人】アテヌアタ

ア…アンタ!ベルニカ様と知り合いなんでしょ!?
だったら、は…話聞いてくれるかもしれないわ。
だから、ベルニカ様にオロヤを助けてってお願いして!

(ベルニカぁ?協力するかな…?)
うーん…一応話してみるね。

ありがと…ホントにありがと…ッ。
(アテヌアタが声を震わせながらお礼を言う)

【メルカ国王】ベルニカと会話

アテヌアタは、ベルニカならオロヤを助けるのに協力してくれるかもしれないと言っていた。
メルカ王国で、ベルニカと会話しよう。

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【メルカ国王】ベルニカ

ん?何か用か?今は忙しい。後にしてくれ。

待ってください!大事な話があるんです!

ほぉ…(ベルニカが書類を置く)
一体何事だ?説明は手短に頼むぞ。

(オロヤのことを精一杯説明した)

何事かと思えば…たかが少女1人のために、カイロン島を捜索してくれだと?
冗談が過ぎるな。そんなことよりも、先にやることがあるだろ?

人の命が関わってるんですよ!?

それで?
そんなことじゃ、俺が上級チャイルドに楯突く理由にはならないぞ?
その行為は、一歩間違えれば1人の命じゃ済まなくなる。
ここが滅ぼされるかもしれなくなるぞ?

………

ったく…なぜ見ず知らずの奴のためにそこまでするのか、まったく理解できないな。
話が済んだなら、早く行ってくれ。俺は忙しいんだ。

…あの子の帰りを待ってる人がいるんです。

……ふぅ。
(ベルニカがため息をつく)
君が何もしなければ、アテヌアタは傷つかなかったろうにな。

どういう…意味ですか?

世の中には、知らない方が幸せなこともあるんだよ。
オロヤ…。その子なら知ってる。
だからこそ、なおさら俺は君の頼みを聞けないんだ。
これを知ってしまえば、君も辛くなると思うが…それでも聞きたいか?

…教えてください。

(ベルニカは、少し間を置いてから話し出した)
あれは、数ヶ月前のことだ。
オロヤと名乗る少女が、いきなり王宮に乗り込んで来て、俺にこんなお願いをした。
亡くなった両親の遺体をカイロン島に埋めたい」ってね。
それが両親の夢だったそうだ。

あの勇気は賞賛に値するが、俺は当然断った。キッパリとな。
だが彼女は1週間、毎日、王宮の前で懇願してきたんだ。
さすがにノイローゼ気味になってきた俺は、彼女にこう言ったんだ。
「願いは聞いてやれない。だが、君がカイロン島に行こうとも知らないフリをしてやる」ってな。

俺は、たかをくくってたんだ。
あんな少女が、死体を2つも抱えてカイロン島へ行く方法なんて、ありはしないからな。
絶対無理だからこそ、俺は自信を持ってそう言ったんだ。
一応俺には、メルカの人々がカイロン島に行くのを止める義務があるからな。

だが…あの子は島へ行った。
どうやら、漁師を買収してカイロン島へ向かったそうだ。
そして……カイロン海岸へ足を踏み入れるや否や、ナルシスのペットに殺されたらしい。

で…でもッ!この目でハッキリ見たんですよ!?

疲れが溜まって幻覚でも見たんじゃないのか?
あの子は死んだ。これは事実だ。
彼女を島まで送った漁師から直接聞いたからな。

そん…な…

どうだ?真実を聞いてスッキリしたか?

…(アテヌアタに何て言おう…)

あれは…俺にとっても、あまりいい思い出じゃない。
この真実をアテヌアタに伝えるか否かは、君に任せる。
(そう言うと、ベルニカはまた書類に目を通し始めた)

カイロン海岸の調査

ベルニカに、オロヤはすでにカイロン島で亡くなっていると告げられる。
なら、船着き場で見たあの少女は一体…?
オロヤが殺された場所、カイロン海岸を調べてみよう。

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オロヤの魂

(オロヤと思しき少女と目が合った。驚いて逃げようとしてる)

(あ…まさか、お守りのせいで驚いたのかな?)ちょっと待って!!

………

ほら、お守りは遠くに投げたよ。少し話をしない?

(少女は無言のまま、ただただ怯えている)

オロヤ…だよね?キミは…その……幽霊…なの?

(オロヤが頷く。なぜだか背筋がゾクッとした)

ア…アテヌアタがね、すごく心配してたんだ。

(その言葉を聞いた少女の顔が、悲しみで溢れていった)

何か言いたいことあるなら…言って。ちゃんと伝えるから。

………(オロヤは、無言のまま何かを差し出してきた)

(オロヤの遺品を受取る)…これをアテヌアタに?

………
(オロヤは頷き、スーッと消えていった)

…これは絶対に渡しておくからね。

(彼女の魂が安らかに逝けるよう祈りを捧げた。
そろそろメルカ王国に戻ろう。けどアテヌアタには何て言えば…)

【雑貨商人】アテヌアタに報告

船着き場で見たのは、オロヤの魂だった。
この世に未練があってカイロン島に居続けているのだろうか?
オロヤの魂から受け取った遺品を、メルカ王国にいるアテヌアタに渡そう。

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【雑貨商人】アテヌアタ

ど…どうだった?
ベルニカ様は協力してくれるって?

うん…その…(なんて言えばいいんだろ…)

な…何よ?早く言いなさいよねッ!

カイロン島にね…行ってみたんだ…

そ…それで?

廃墟の街で…オロヤの亡骸を見つけた…

そんな…ッ!!?
(アテヌアタの顔がどんどん青ざめていく)

でもあの子…笑ってたよ。両親の夢を叶えられて幸せだったのかも…

………

これ…オロヤの…(遺品を渡す)

………
(遺品を受取ったアテヌアタの手が震えていた。声を押し殺してはいるが、泣いているようだ)

(ウソをついてしまった…。でもこれは優しいウソだよね?
今自分にできることは…少しでも彼女の痛みを和らげてあげることだけだ)

関連クエスト



  • 最終更新:2017-06-24 18:39:02

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