Lv86 最終兵器「渋柿」
多次元情報収集機デブリシステム
▶依頼人:片腕のカマキリ
ふっふっふ…私は元々オークだった。
私の幼い時の夢はかわいくなることだった。
オークのくせにって思うかもしれないけど、オークだからかわいくなりたいんだ!
あなたみたいな人間は永遠にわからないだろう。
かわいくなりたいけどなれない者の悲しみを!!!
私はこの悲しい運命を受け入れていた。
そんな私の目の前にある男が現れた!
自分は元々人間だったと言うかわいいトラの顔をした男がだ!
自分が200歳だと明かしたその男は、こんな姿になったのは自分の拳法のせいだと言った。
その拳法を習えば外見が変わると…。
ある者は子犬にある者はウサギに変わったと。
ウ…ウサギ!私はウサギに変われるという言葉に度肝を抜かれた。
ウサギに変わるなんて!!!
これは神の導きじゃないのか!!??
そのトラに頼み込んで私は片腕を失いながら拳法を習った!
なのに…なのに!!!!
かわいいウサギじゃなくてカマキリなんかになってしまったじゃないか!
そのトラは、どうせならカマキリ拳の生きる伝説になれととんでもないこと言ったけど、私は武術なんかに関心はない。
私がなりたかったのはむしろ1つ!かわいいウサギ!!
あいつに復讐したい。
渋柿を持ってこなきゃいけないからトリヤンの要塞を整理してくれ。
隻腕拳法の恐ろしさ
トリヤンの要塞をクリアしてください。
・・・
メッセージ確認
セントヘイブンの多次元情報収集機デブリシステムに届いたメッセージがないか確認してください。
多次元情報収集機デブリシステム
おおお、これぞ正しくあの噂に聞く渋柿。
もう少し陰険で恐ろしい男かと思ったけど、比較的かわいいやつだな。
よし、これで私の復讐を果たせる。
あのトラがブルブル脅える姿を想像すると私の触覚が興奮して暴れるよ。
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- 最終更新:2015-08-30 01:14:06