Lv77 影の預言者(加)

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ガハラム

来ましたね。

…あの者に聞かれない場所。やはり女神の瞳ですね。

あの者とは誰ですか?

…このモノリスで起こる事象を1つ残らず 見ようとする存在です。
詳しくは私の口からはお話できませんが、私はこれ以上真実を知るものが…増えてほしくなのです。
(ガハラムがニコッと笑う)

…行きましょう。女神の瞳へは、灼熱の大河-入口-から行けます。

影の預言者Ⅰ

女神の瞳でガハラムを捜して会話しよう。

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・・・

影の預言者Ⅱ

ガハラムと会話してみよう。

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ガハラム

お待ちしていました…
この場所はいつ来ても恐ろしい場所です。女神が見守る背筋の凍るような場所。

もし女神が眠っておらず、堕落した私たちを見たら、どうお咎めになったでしょうか?
あなたと同じことをおっしゃるでしょうか、それとも違うことでしょうか。

1人、生き残るということは恐ろしいことです。
任されたものの重さもそうですが、何よりも恐ろしいのは…
1人で何をしても止められないということです。
(ガハラムが微かに笑みを浮かべる)

(見れば見るほどお師匠様に似てる…)

たとえ何かする時、その行動が世界に決して良くない事だと分かっていても罪を犯してしまう。
それが人間という生物です。
全て私たちを…

古代人だ何だと煽てられても、結局は人間なのです。
これがどれほど悲しいことか。
女神は私たちに力を与えたのであれば相応の知恵も与えるべきだったです。
そうすればこんな事にはならなかった…
(ガハラムがこちらを悲しい目で見る)

ガハラムさん…?

少し昔話をしても良いですか?天才と呼ばれた古代人の話です。
父親の跡継ぎとして期待された子供。
その子は幸せでした。

その子は成長し、愛する者と出会い家族を作りました。
かけがえのない子供も生まれました。
可愛らしい女の子です。
その人が人生で一番幸せだった時はたぶんその頃でしょう。
(ガハラムの口元に笑みが広がる)

しかし、いつしか悲劇は最も残酷な形で訪れました。
世界は堕落の毒に覆われ始め、父親が堕落の毒に染まり母親は自分の命を掛けて真実の鏡を作り父親のほうとうの姿を取り戻しました。

そう、そこで悲劇が終われば良かった!
後はあなたが知るとおりです。
父親は命を掛けて守ったその人の同族を全て消してしまいました。
娘も、夫も、母親も失ったその人はおかしくなる直前でした。
しかし、それでも生き残ったのです。

あなたにお尋ねします。この私が暁の預言者という束縛を投げ捨てたら、
最初にやることは何だと思いますか?

暁の預言者という束縛を投げ捨てる…?
…ガハラムさん、むやみに言ってはいけないことですが、ガハラムさんは私のお師匠様の先祖のようですから話そうと思います。私は影の預言者です!

影の預言者…

はい、暁の預言者が役割を果たせなかった時、代わりに役割を果たす影の預言者…
私はまだろくに暁の預言者としての夢を見たことも、何か特別できることもありませんが…
とにかく私は影の預言者なんです。

そうですか。ではあなたに尋ねします。
あなたは暁の預言者の束縛を投げ捨てたらどうしますか?
世界を守るために努力する必要はないのですよ…?

う…それは…違うと思います。

違う?

はい、私は影の預言者で、役割は世界を正しい道へと導くことですよね…?
でも、私がもし影の預言者の力を失っても、今まで冒険者と共に世界を守るために戦ってきた…
それをなかった事になどできません!

私と一緒に戦ってきた人たちも暁の預言者ではありませんが一生懸命戦っています。
暁の預言者だけが世界を守っているわけではないじゃないですか。
戦える人であれば皆、世界のために戦おうと思っているはずです。

…と、私は…そう思います。
(生意気だったかな…?)

(ガハラムの声が微かに震える)
なんて綺麗で美しい善なる影の預言者でしょうか。
冒険者と共にあらゆる苦難を経験したあなたの時間は、無駄ではなかったようですね。

そうですね。
それが本来の暁の預言者に必要な強さです。
だけど、歴代の暁の預言者に、そのような強さを持った者は多くはありませんでした。
今の暁の預言者である赤い髪の少女もそうです。

え、ロゼを知っているんですか!?
今は使徒ロザリンデになってしまったけど…彼女も弱かったというのですか?

(ガハラムの声の震えが少しひどくなる)
弱い心を持った暁の預言者は彼女だけではありません。
私もそうなのです。
先ほどの話には続きがあります…私は家族を失い…
その悲しみに耐えられず、世界の運命を歪め始めたの。

世界の運命を歪める…?

そうです。世界の運命。
私は家族を蘇らせようとしたのです。
お父様の手で消えていった家族を。
だけどすでにモノリスに吸収された者達の魂はどうすることもできませんでした。
それでも私は大きく莫大な犠牲を払ったのです…

…お母様が作ったマンティコアを利用してお母様を取り戻そうとして失い、愛する夫を取り戻すために私自身の時間を失い、でも夫は娘を選び、肉体を失った娘の魂だけが私の胸へ静かに舞い降りたのです。
…私は私の家族を2度も消し、娘の魂だけが私の手に残ったのです。

だけど…私の娘は本来ここにあってはいけない存在…
運命と、お父様の呪術が娘を苦しめ始めました。
私はどうにかして娘の居場所を確保しようとしました。

しかし古代人の魂を、強力な力を持った娘の居場所をどうすれば良いのか。
考えて出した結論は私の娘を暁の預言者にすること…

えぇ!?そんなことが可能なのですか!?

私は古代の文献にあった影の預言者を思い出したのです…
暁の預言者が自身の役割を果たせなかった時に光る影の星…
お父様が予言にした暁の預言者を無力にする方法を。

しかしそれは運命を歪めること…
でも、私は世界よりも娘が重要でした。
だから運命を歪め始めたのです。
歪めた運命に包まれ暁の預言者を取り巻く環境は冷酷になり、暁の預言者が強い心を持ち合わせていないと分かった世界は動揺し始めました。

影の預言者の誕生を知らせる星。
それが光った時、私の娘はもう一度生まれました。
哀れにも大きな使命を背負った預言者として…
私の娘の魂は蘇りこの世界の歯車となったのです…

ち、ちょっと待ってください!!今何と!?
影の預言者は私です!
私は…私以外の影の預言者がいると聞いたことはありません!
その上、あなたがロゼの運命に手を加えたなんて…

…私の後に…生まれた暁の預言者も、影の預言者も1人。
私が歪めた運命の暁の預言者の代わりに、影の預言者が生まれました。
そして私はその誕生を全て見守った…預言者ガハラムです。
(ガハラムは何も言わずうつむく)

はい…?
ち、ちょっと待ってください!
それはあなたが私のお師匠様だということですか?

…時代を遡り長い歳月を生きる者もいるというわ。
しかも古代人の血を受け継ぐ私たちなら…
いくら時代が違うといっても、同じ名前、同じ姿の者が2人も存在するはずはないわ。

やはりそうだったのですか…
とてもよく似ているのでおかしいとは思っていました。
だけどお師匠様、今の話は何ですか!!
影の預言者がお師匠様の娘の魂だなんて…私は…

…そうね
…あなたは…私が数千年もの間、守ってきた娘だなんて…
(ガハラムはうつむく。表情を見られたくないようだ)

そ、それはどういうことですか。
あなたが私のお師匠様でお母様?私が数千年前の古代人の魂!?
私は生前のお師匠様から何も聞いてませんでした!
どうして何も話してくれなかったのですか!?

すでに死んだ者に何の未練があるでしょう。
私はあなたの傍にいつでもいるではないですか?
すでに多くの悲劇を目撃し、混乱するあなたに、これ以上の情報を与えたくなかったのです…

あなたがどれだけ多くの事を見てきたか知っています。
そしてあなたはすべて乗り越えてきたわ。
私の手助けがなくとも…あなたはもう大丈夫でしょう?

大丈夫なわけ…私が世界で頼れるのはお師匠様だけだったのに…

(ガハラムは相変わらずうつむいたままだ。身をすくめて震える)
何も決めることができない私が、つたなくも決めたことです。
なんと愚かでしょう。
私を取り巻くお父様の呪縛が恐ろしく、予言に従いながらも、あなたのために暁の預言者の業を投げ捨て世界を歪める者など…

ごめんなさい。怖かったの。
モノリスからの視線、苦しみながら死んでいった同族たちの魂が恐ろしくて…
私は多くの意に反したから…いつあなたを連れ去られるか…怖くて…
私の魂のアミュレットは私を束縛する道具だったから…

それでも、少しくらいは話してくれても良かったじゃないですか。
私がどれだけ孤独を感じているか知りながら…
たとえ…お師匠様が私を育てたとしても…お師匠様はお師匠様だった。
私の両親ではなかった。
私を生かすために世界の運命をも歪めたのに、どうして肝心の私を孤独にして放っておいたのですか…?

ごめんなさい…ごめんなさい。
本当に…ごめんなさい…
(ガハラムは変わらずこちらを見ない…)

…私は何を言われても仕方のない存在よ。
あなたを騙すだけではなく、数多くの人々を歪めた運命に巻き込んだから…

歪めた運命…?

…知ってる?DNクエスト
このモノリスにはあなただけでなく多くの勇敢な冒険者が来ていることを。
彼らは本来、暁の預言者を守護する役割だった…
暁の預言者と運命を共にする者達だった。

…だけど私は運命を歪め、彼らとあなたが同じ試練を受け、同じ記憶を見るようにした。
本来であれば暁の預言者が守護者と共に試練を受けることも守護者が暁の預言者と同じ記憶を見ることも許されることではないの。

なら…どうして?

これ以上、暁の預言者が多くの運命を思い通りにするのが嫌だったから。
私は暁の預言者に頼らない、皆が共に戦い運命を切り開く世界を作りたかった…
意志を持った者がそれぞれ運命を切り開ける…

私と同じ悲劇は、私と同じ呪われた運命はこの世界に私一人で十分…
誰も私と同じ運命を繰り返すことに耐えられるはずがない…
だから私は世界を歪めてしまった…

だけど本当に狂ってると思わない…?
話にもならないわ。
あなたのためだけにこれだけのことをして、傷ついて育ったあなたに私の願いを託すことができる…?
私はお父様の持つ狂気も引き継いでいたのね…

私は…
(ガハラムが泣き出す)

(ガハラムの涙を拭く)
(ガハラムを胸に抱く)
(ガハラムの手を握る)

DNクエスト…?

なぜそんなことをいうのですか…
もし、いえ、今も信じられなけれどお師匠様が私のお母様というなら、お師…お母様は…私を生かすためにこの世界の運命を歪めたということじゃないですか…
今とても混乱しています。私のせいで…お母様が世界の運命を歪めたなんて!!
どうして1人でそんなことを背負い込むの…
どうして私には何も話してくれなったのですか!?

あなたがこんなに苦しんでいるのに、私には言えなかった…
そして私は、あなたが誰よりも強くなることを願いました…

そして私たちのような愚かな者にはならないことを願った。
全ての真実を知っても全ての力を悟っても、正しい結論を導き出せる強い子になってほしかった。
あなたは本当に素晴らしかった…。
でもこの愚かな母は最後まであなたを捨てることができなかった。

それの一体何がいけないことなんですが…!
私は確かに大変だった、普通の人みたいに両親と一緒に暮らせず古代人の町で暮らし…
だけど私を産んでくれたお母様を恨むほど大変な人生ではなかった!
私は…大変でもどうってことないことでした…
だけど、どうして今なのですか、会うこともできないのに…

ごめんなさい。
言ってしまった…。
あなたがこうやって苦しむことを知りながら…
もうすぐ別れがくるというのに…本当にごめんなさい。

でも…私のような者の娘でありながら、こんなに立派に育ってくれてありがとう。
あなたのように強い子であれば、同じ過ちを繰り返すこともないわね。

決して私たちのように傲慢ではないことを…
賢く苦しい状況でも人々を導く優しい人になることを…
目の前の運命が暗闇ではなく光に包まれていることを…

どうか…最後までこの世界を導くことを…

お母様…?
嫌です!いかないで…!お母様!お母様!!

影の預言者Ⅲ

ガハラムは全ての真実を教えてくれた。
意外な運命を知ることになったけど…動揺せずに進もう。

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DNクエスト

…お母様…そんな…今やっと分かったのに…

分かります。お母様の気持ちが。
お母様がなぜあのようなことをしたのか、私に何を願ったのか。
だけど残酷です。悲しいよ…

…ロゼが悪に染まったことも、冒険者が…
私と同じように辛い記憶を見るようになったのも全て私のせいだなんて!!
お母様の気持ちは分かるけど、とても重い…
皆大変だったのに…

ロゼ…。私のせいで運命が歪みロザリンデに…
私の内面にいたロゼは私だと思ったけど…
私のせいであんな道を歩むことになったなんて…

…どうやって償っていいのか分からない…
彼女を少しでも憎いと思った自分が恥ずかしい…

お師匠、ううん、お母様…
こんなにも重い秘密を抱えてどうやって私を育てたの?
私を見るたびに作った笑みは実は悲しい表情だったの…?
ランバートに命を奪われずに、もう少し一緒にいたらいつか真実を話してくれたの…?

…お母様は許しなさいと言っていたけどできない。
私たちの町を踏みつけてお母様の命を奪ったランバートを!
彼がいなければ、こんなふうに別れることもなかったのに!!

私たちは全てを犠牲にして罪の対価を払ったのに、町を襲ったことはなぜ許されるの!?
…私たちが償ったように彼も償わなければいけない!!!

…許してください。お母様、私は…こうでもしないと…
…う、うぅ…うわぁぁぁぁん…お母様ぁぁぁ…
……お母様ぁ…
……うぅ。
私が頼れるのはお母様だけなのに…

……

……涙が止まらない…うぅ。もう、しっかりしてDNクエスト
お母様が私に託した運命は重い。私は他の冒険者を導かなきゃ。

…あ…影の預言者の力をどうやって使うのか分からない…
影の預言者の力はどうやって使うの?
私は夢も見たことがないし、ロゼのように不思議な力も使ったことも…
…お母様が消える前に聞いておけば…あはは、うっ、うぅ…
……うわぁぁぁん…
………
………グス。ふぅ…私は絶対に昔のような間違いはしない。
影の預言者の力を目覚めさせてもロゼやアルノお祖父様のような間違った選択はしないから。

…だから見守っていてください。お母様…
もう行こう…。現在にもどっているのかな…?

影の預言者Ⅳ

お母様は消えた。今は現在だろうか?
外へ出てみよう。

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・・・

影の預言者Ⅴ

全てが元に戻った!今は現在のようだ。エルフの長老の所に行き話しかけよう。

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エルフの長老

DNクエストさん!?
本当にDNクエストさんですか?
モノリスの扉に入っていかれたのに!!
(エルフの長老はとても驚いているようだ)

はい戻ってきました!
(現在に戻ってこられた!!!)

モノリスへ行かれたのに…突然アレンデルに現れるなんて…
どうしたのですか?
(エルフの長老は本気で驚いているようだ。彼の驚きが静まるのを待って話しかけよう)

関連クエスト

migi.jpg Lv77 復讐の鬼(剣) 職:ウォーリアー
migi.jpg Lv77 復讐の鬼(加) 職:カーリー
migi.jpg Lv77 復讐の鬼 職:上記2職以外


  • 最終更新:2017-06-26 12:56:09

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