Lv69 言えなかった言葉

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エルフの長老

これからは当分の間、お願いすることはないでしょう。
ところで、その手に持っているものは何ですか?エルフのもののようですが…。

はい。リアン様の手紙です。

言えなかった言葉Ⅰ


リアンから言われて手紙を開くと、その手紙はネルウィンがリトローレに宛てたものだった。
驚きを抑えつつ、新月の森-入口-にいるエルフの長老の所に向かおう。
長老ならリトローレが誰か知っているかもしれない。

エルフの長老

なんてことでしょう。
今度はリアンからの頼まれごとですか?誰宛の手紙ですか?人間?エルフ?

エルフ…です。

ふぅ…リアンがあなたにご迷惑をかけることがないと良いのですが…エルフならこの近くにいるはずです。
よろしくおねがいしますね。

(リトローレが誰だか分かった気もするけど…どうしよう…)

DNクエスト
(他のエルフにも話を聞いてみてもよさそうだ…)

(直接話す) ← (*1)
(他のエルフの話を聞いてみる)

ん、何ですか?

長老…これは長老への手紙です。

私宛に?リアンが私に手紙を送る理由などないのですが…

リトローレに宛てられたものです。

私がリトローレだと言うのですか?何か証拠でも?

リトローレも長老も弓を使えません…

…ただ、弓が使えないというだけで証拠になりますか?
リトローレが弓を使えない程の傷を負ったのは確かですが、私も若い時にたくさん怪我をしたのです。
それくらいで疑うのは止めてください。
リトローレはもういないのです。

(とにかく他のエルフにも話を聞かなければ)

(まずは近くにいる【エルフ警備兵】シートリーデルの所に行ってみよう)

言えなかった言葉Ⅱ


リトローレに関する情報を収集しよう。
まずは【エルフ警備兵】シートリーデルに声をかけてみよう。

【エルフ警備兵】シートリーデル

DNクエストさん、どうかされましたか?

リトローレというエルフを知っていますか?

(首をかしげる)
会ったことはありませんが、話を聞いたことはあります。

どんな方ですか?

アレンデル一強いと言われた男性エルフです。
その上エルフの中で一番賢く、ナルシリア様を最後まで支えられておられたと聞いています。
皆、あの方以上の男性エルフは今後現れないだろうとまで言っていました。

(最後まで支えたんだ…すごいエルフだったみたいですね)

ナルシリア様を愛していたという話もありますが、真偽の程は定かではありません。
それに…六英雄とも面識があったようです。
う~ん、私が知っているのはこれくらいですね。

そうですか…ありがとうございました。

あ、もっと詳しく知りたければセントヘイブンのイシルエリンさんがご存知だと思いますよ!
(セントヘイブンのイシルエリンの所へ行ってください)

言えなかった言葉Ⅲ


リトローレに関する情報を収集しよう。
次は、セントヘイブンのイシルエリンから話を聞こう。

【ベテランアーチャー】イシルエリン

あら、DNクエストさんどうかされましたか?
もしかしてまたリアン様が…

いえ…あの、リトローレというエルフについて知りたくて…

そうですか…でも…この世界には知らない方がいいこともあるのです。
リトローレはエルフにとって許されざる罪を犯した者なのです。
彼のことがなければ…女王様の傷もあれほど深くはなかったでしょう…

(ふぅん……)

ですが、自らの罪を償おうとする姿は素晴らしいものでした。
自分を犠牲にしてナルシリア様に尽くし、歴代の長老の中でも一番だと言われています。

(そんなに立派なエルフだったんですね)

実際、私たちエルフがベテランアーチャーという名で、このように人間の町にいられるのも、リトローレのおかげと言ってもいいでしょう。
彼が人間とエルフの架け橋となってくれたのです。

(人間との交流…)

そのきっかけを作られたのはナルシリア様ですがね…。
それに彼は六英雄とも親しく、ナルシリア様を支えるエルフとして知られています。

へぇ…そうなんですね…

私がお話しできるのはこれくらいです。
お役に立てたのか分かりませんが…(イシルエリンの表情が陰っている)

はい。ありがとうございます。

(イシルエリンは暗い顔をしている。エルフの長老の所に行こう)

言えなかった言葉Ⅳ


リトローレに関する情報を収集しよう。
エルフの長老の所へ戻ろう。

エルフの長老

戻ったのですね。
そのエルフにリアンからの手紙は届けられましたか?

(手紙を長老に渡す)

これは…リトローレのために書かれたもの…私に送られたものではありません。
その上リアンなら…

いいえ、これは長老へのお手紙です。

私がリトローレだと言うのですか?何か証拠でも?

リトローレも長老も弓を使えません。

…ただ、弓が使えないというだけで私がリトローレだというのですか?
リトローレが弓を使えないほどの怪我を負ったのは事実です。
ですが、私も若い頃に多くの傷を負いました。
それくらいで決めつけるのはよくありませんよ。

…弓を使えないことの他にも理由があります。


リトローレはネルウィンと最後まで一緒にいようとしたそうですね。


そして、リトローレは人間とエルフの交流に力を注ぎました。

(表情が引きつっている)

長老なら常に女王の傍にいなければならないし…人間との外交を行う力もありますよね。

相当熱心に調べたようですね…。
何故…そんなことをわざわざ調べあげたのでか?
たかがリアンの手紙のために?
仕えるべき女王を傷つけてしまった…私を、あざ笑いにきたのですか!?

いえ、そんなつもりじゃ…

リトローレ…その名は歴史に残る汚点。
ようやく忘れ去られたと思ったというのに…あなたという人は!
何が望みなのですか?ただ愛する人の傍に仕え、支えることしかできない哀れなエルフに何を望んでいるのですか!?

違います!私はこのネルウィン様の手紙を届けようとしているだけです。

ネルウィン様の手紙?
生命の木と一つとなり、日々を木と共に生きながらえている女王様がこんな手紙を書いたと?
そんなもの偽物に違いありません!嘘までついて私を愚弄するのですか?

ネルウィン様も後悔しているかもしれません。

何を血迷い事を…!そんなこと…!

前にネルウィン様の弓を回収した時、後悔の声を聞きました。


ネルウィン様はその時は既に…。なので、メッセージだったのかもしれません…

ふぅ…そう…ですか…。
私もリトローレという名から逃げまわるのはもう終えたほうがいいのかもしれませんね…。
分かりました。
その手紙を受け取りましょう…
(エルフの長老は手紙を読み始めた)

彼女が遺した言葉


エルフの長老は自身がリトローレであることを明かした。
ネルウィンの手紙を読んでみよう。

ネルウィンの手紙

リトローレへ。
ごめんなさい。
このような手紙で伝えることになるなんて…。
女王になってからはゆっくり話す機会もありませんでしたね。
ちょうどリアンが来たので…恥を忍んで頼んだのです。
あなたに届けてほしいと…

(まさか、リアンに…)

あなたが私を許してくれないのは当然だと思っています。
私が当然のごとく思っていた全て…。
それが私への愛の表現であったことに私が気づいた時…
もうあなたは私をネルウィンとして見てくれてはいませんでした。

(許す…?)

どうして今さら気づいてしまったのかしら?
あなたがいつも痛みと共に私と共にあったことを…。
あなたへの気持ちを悟り、今になってあなたの笑顔が傷だらけだったことが分かったのです。

私の胸に芽生えたこの痛み…
長い月日をかけ、あなたが受けてきた痛みに比べれば大したこともないのでしょうね…。
でも私は、この胸の痛みに耐えられません。
あなたが捨てた、あなたの昔の名で呼ぶことさえできたら…
あなたが以前と同じように私を見てくれたら…

(…)

いつかあなたが私の前から姿を消してしまうのではないかと、私がいつも恐れていたこと知ったら、あなたは怒るでしょうか…?
長老という名前で、最後まで私の横にいてくれたあなたに感謝します。
でも…自分勝手な私は…
そんなあなたが側にいてくれたという事実だけでも、本当に幸せだったのです。

…私の寿命は残りわずか。
もう…あなたと言葉を交わすことも許されないでしょう。

この想いがあなたに届くでしょうか…?
最後に…手紙でもいい…あなたにこの気持ちを伝えたかったのです…
元気でね、リトローレ…私は消えてしまうけど、もしもこの想いが残るなら…
私は愛するあなたの幸せをずっと…ずっと祈っています。

そして…さようなら…

遅すぎた後悔


リトローレは今になってネルウィンの本心を知った。
彼らがもう少しだけ互いの気持ちを理解できていたら…

DNクエスト

(インクが少しにじんだ痕があるが、これ以上何も書かれていない…)




エルフの長老

…これは一体…どういう事ですか?私が彼女を許さなかった?許しを受けるべきは私のはず…私が許さなかったとは…一体…?

(……)

私は…私のような罪人がお傍にいるだけでも…
あまりに申し訳なくて…近寄ることさえできなかったのです。
それを…このように思っていらしたなんて…。
ネルウィン様…私があなたを深く傷つけたことをお忘れになったのですか?

(……)

ネルウィン様…(長老の頬に涙が伝う)

…(長老様…)

(静かに手紙を持つ手が震えている。
影になってよく見えないが、泣いているのだろう)

(しばらく目をそらしていよう)

…すみません。
恥ずかしい姿を見せてしまいましたね…
申し訳ない。

…いえ、そんな。

…ネルウィン様の気持ちを…察して差し上げるもできていなかったなんて…
(手紙をじっと見つめている。この場をそっと去ろう)

関連クエスト




  • 最終更新:2013-07-27 13:34:01

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