Lv60 忘れ去られた過去

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【紋章学者】スターシュ

君ぃぃぃ!!

は、はいぃぃ!?

ア…アルヌート、け、け、渓谷に出入りしているというのは本当なのか!!

そ、そ、そうですけど!

…真似はせんでもよろしい。

へへ。 ← (*1)
ちょっとびっくりしちゃって、つい…

ふむ…、それよりもだな。
アルヌート渓谷はブラックドラゴンレイドとは深い関わりを持つ地であったが魔物があまりにも多く、今まで研究を行うことができなかったのだ。
…ところが!君がそこを頻繁に出入りしているという噂を聞いたのだ!私は我が耳を疑ったよ!

(一体どこから噂が流れたんだろ)

君、アルヌート渓谷に行き来して何か見たものはなかったか?
些細な事でもいい!!

こういうものとかですか?(奇妙な石のかけらを渡した)

こ、こ、こ、これは!!!!(スターシュが大げさに驚く)}
アルヌート渓谷には、このようなものがそこら中に転がっているのか?
信じられない!
これは古代の…呪術に使用されていた欠片だぞ!
古代の呪術を使う者がいたということなのか…?

呪文のようなものを唱えるラミアはいましたが…

それだ!そのラミアに話を聞いてくるんだ!
そのラミア、言葉は話せるのか?
言葉を話し、呪術まで唱えるラミアなら何か知っているだろう!

……(まぁ、何か知ってるかもしれないですが…)

ん?どうした?なぜ答えないのだ。
いいかね。君にとって歴史的発見が重要なのか、それとも君の個人的な恐怖が重要なのか…どっちかね!!

全然怖くないです! ← (*2)
誰が怖いと言いました?
(怖くはないが、お願いを聞かないと後々面倒そうだ)

はは、信じていたぞ!君は信頼出来るからな。
アルヌート渓谷テル・ローサ街道を通って行くことができるからね。

忘れ去られた過去Ⅰ


スターシュからアルヌート渓谷という場所について調べて欲しいと頼まれた。
アルヌート渓谷のガーディ シャルテに尋ねてみてください。

ガーディ シャルテ

ふ…お前はこの渓谷が気に入ったのか?
この呪われた渓谷が…

呪われているんですか?(そんな話は聞いたことがない)

(シャルテは呆れ顔でこちらを見た)
この渓谷がどんな場所なのかも知らずに来たのか?
やれやれ、人間の知性が低くなっているというのは聞いていたが、ここまで深刻だとはな。

それなら教えてください。 ← (*3)
渓谷で何があったんですか?

…知らぬのなら教えてやろう。

50年前、人間はブラックドラゴンを倒すために遠征隊を組織した。
しかし、ブラックドラゴンの血は生物を変異させてしまうほどの毒だった。
そして、遠征隊の戦士の中にはその血に汚染されてしまう者もでた。
血に汚染された戦士は苦痛にもがき…苦しみ…そして、変異しながら息を引き取った。
だが、人間たちはその恐ろしい遺体を処理する方法を知らなかった。
しかし、その汚染された遺体をそのまま放っておくこともできなかった。

そこで、彼らはこの人里離れた渓谷に目をつけた。
太古の昔よりこの地に住まいし我が一族と契約を結び、我らの神殿を立てる代わりに、渓谷に汚染された死体を埋め、未来永劫他の人間の侵入を許さないという契約をな。

だが、ブラックドラゴンの毒は我々が思っていた以上に強力だった。
魔法に精通していた我が一族も、次第にブラックドラゴンの毒気を恐れ、私を除き全てのラミアがこの渓谷を去った。

そして、この渓谷の汚染された血は魔物を生み出した。
知性も理性もない魔物…魔物が湧き出、毒気がにじむ土地…その時からこの渓谷は呪われた渓谷と呼ばれるようになった。

それじゃ、さっき見たスケルは…まさか?

ふっ…お前の予想通りだよ。
この地によって再び蘇った者は、自分たちの眠る地を踏み荒らされることを嫌うようだ。
そのお陰で、私はこの渓谷を守る強力な力を手に入れることができたがな…(シャルテは苦笑した)

それじゃあ…

侵入者よ。
これでわかったはずだ。
いくらお前が善良な者でも、この渓谷を侵入者から守る契約は我が一族が代々守ってきた掟。
お前が再びここに現れるなら、私は全力で追い返す。
そのつもりでいろ。

はい。

…これほど長く話したのは実に久しぶりだ。
さあ、行くがいい。
(セントヘイブンの【紋章学者】スターシュに報告してください)

忘れ去られた過去Ⅱ


アルヌート渓谷はブラックドラゴンレイド当時に生命を落とした兵士たちの眠る場所だった。
【紋章学者】スターシュに報告しに行こう。

【紋章学者】スターシュ

おぉ!待っていたぞ。
何か分かったか?

(ガーディ シャルテから聞いたことを話した)

何…?
ブラックドラゴンレイドで戦って散った兵士達…彼らがそこに眠っているというのか?

はい。

そうか…どこかに埋葬されたとはは思っていたが…まさかあの渓谷に…
ふぅ…(スターシュが少し辛そうな表情をしている)

その選択が間違っていたというわけではないが、命をかけて戦った戦士たちが、人知れず渓谷に埋められいるとは…悲しいものだな…

………

隠された歴史の裏側か…神殿も墓も補修し、彼らを祀ることができればいいのだが…、魔物が多くてそれも叶わん。
今は彼らの事を忘れずにいる事…それくらいしかできんだろう。

はい…

よし…このことはしっかりと記録しておこう。
アルヌート渓谷について知る事ができたのは本当に幸運だった。
これ以上そのような悲しい歴史が繰り返されなければ良いが…

関連クエスト




  • 最終更新:2013-04-11 15:13:25

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