Lv60 宝物を探してⅡ

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【王都近衛兵】ロイ

DNクエストさん…
(ロイが疲れた表情をしている)

どうしたんだい?

この前持ってきてくださった古い日記なのですが…
どうやらあの一冊だけじゃないようなんです。

一冊じゃないとは?

日記の後ろの部分に[次の一冊へ続く]としっかり書かれてあったのであります。

でも次の一冊に関するヒントがないじゃないですか。

(ロイが意味深な笑みを浮かべる)
ヒントがないならDNクエストさんにこんな話しませんよ。

どんなヒント?

生体研究所で魔物が似たような古い本を持っていたという話を耳にしたのであります。
確認してくれませんか?

そうかな…すでに宝物じゃなかったけどね。

宝物じゃないだなんて!
こんな歴史的な資料が宝物じゃなかったら何だというのですか!?
それに内容が続いているではありませんか…
昨日も続きが気になって眠れなかったのであります。

(この人、ダメだ…)

でも私はセントヘイブンの警備兵というきわめて重要な任務を任されている身。
涙をこらえて歴史的資料の発掘をDNクエストさんに任せましょう。
(ロイの目が輝いている。簡単には引かない様子だ)

フウ…分かったよ。行ってくるさ。

生体研究所から本を持って来たら、一番おもしろい部分を選んでお話いたしましょう。
元々歴史本というのは、一度ハマるとなかなか抜けられませんからね。

本の中毒になる


【王都近衛兵】ロイはこの前持って来た古びた日記を見て、その内容に熱中した。
次の一冊を探しに生体研究所に行こう。魔物が持っている可能性が高い。


見つけた!


古びた日記の次の一冊を見つけた。
【王都近衛兵】ロイに届けよう。

【王都近衛兵】ロイ

見つかりましたか?

はい、これ(日記を渡す)

(深刻な表情で2巻を読んだ)
こんな続きとは…
やはり歴史とは真実がすべて伝わるわけではないようです。

いったい何が書かれてあったんだ?

ウム…では、この部分から始めましょう。
古い上に文法も間違っているので、きちんと読み取るのは難しいですね。
でも大体の内容は合っていると思われます。



古びた日記

ジェレイントさんとベルスカードさんは一番親しいように見えるが、一番仲が悪いようにも見える。
いつも一緒にいるが毎日のように言い争い、ベルスカードさんはいつも話が通じないと言って怒っている。

ジェレイントさんは私が見ても少しもどかしい。
だが本人は説明する意志がないようだ。
アルゼンタさんもジェレイントさんに毎日腹を立てる。
[つまらないことをする]と。
しかし具体的には言及しない。

でも不思議なことに兵士たちに一番人気があるのはジェレイントさんだ。
彼は本当に仲間を信頼している。
ある兵士がジェレイントさんに腹を立てたことがあったが、[腹を立てる方法を知らない。腹を立てる必要もない]が彼の返答だった。

(そうだったのか)

…その言葉はしばらく兵士たちの間で流行した。

(なぜ!?)

ベルスカードさんはその流行語の出処を尋ねた後、ジェレイントさんとまた喧嘩をしに行ったようだ…

(またなぜ!?)



【王都近衛兵】ロイ

六英雄たちは皆素晴らしい人物だと描かれていますが…
このような人間的な面もあったとは…
ジェレイントさんとベルスカードさんはあまり仲が良くなかったようですね。
こんな些細なことでも言い争うなんて…

まあ、そうだとも取れるよね。

今日も日記を復元するために徹夜しないと!
でも後悔はありません。

本が本当に好きなんだね。

ハハハ、些細な趣味ですから。
そう言えば、向こうのセントヘイブンの子供がDNクエストさんを探していましたよ。

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  • 最終更新:2013-09-28 15:42:37

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