Lv38 一人の魔女

Cleric.png



【ハイクレリック】エノック

暴君と呼ばれている王は、かつて教団から異端とされ破門になったのだ。
今になって、それに関することを探る者がいるとは…。気になる…。

確認


【ハイクレリック】エノックの話をもっと聞こう。

【ハイクレリック】エノック

もともと彼は、とても聡明な王だったそうだ。
だが、王妃を迎えた後、人格が変わってしまったのだ。
二人の結婚生活はそう長くはなかったが、聡明な王を暴君に変えるには十分な期間だったようだ。

この二人に関わって破門されたクレリックがいるのだが、彼が当時の報告書や手紙をたくさん遺しているのだ。
大部分は回収し処分したのだが、さほど価値のないものが一部、さびしい森に残っているのだ。

さびしい森?

彼はさびしい森の幽霊村が魔物の巣窟になる前に赴任した聖職者だった。
それで、そこに記録が残っているのだ。

そうなんですね。

すぐにさびしい森の幽霊村へ行き、そのクレリックの記録が残っていないか確認してくるのだ。
何か手がかりがつかめるかもしれない。

破門


さびしい森の幽霊村へ行き、昔破門されたクレリックの記録を探そう。

古い文書の束

(古びた文書が積み重ねられている。
その中に、聖職者の文書と思われる紙の束がある)

(よく見てみる)

……なので、恐れながら思い切って申し上げます。
ふたりは神聖な女神の館で婚約を結んだのです。

(続けて読む)

確かにロディン王子とルシフィーナの身分は大きく違います。
しかし女神の館で結んだ婚約は王権よりも神聖なものではないのですか?

(文書がとても古く、これ以上は読み取ることができない)

確認


古い文書の記録を確認した。【ハイクレリック】エノックの所へ戻って報告しよう。

【ハイクレリック】エノック

戻ったか。
何か参考になる文書は見つかったか?

はい。手紙が1枚ありました。

婚約?…そのことか…。
やはり、そのクレリックが破門されたのは、二人の婚約を司式したのが原因なのだな。

あまり知られていないが、暴君の名はロディンという。
平民であるルシフィーナと出逢い恋に落ちたというのだ。
結局、ロディン王子は教団に逆らい、彼女と秘密裏に婚約の式を挙げたのだ。

それを司式したのが、そのクレリックなんですね。

そうだ。
私は、聡明なロディン王子を暴君に変えたのは、そのルシフィーナという女ではないかと思うのだ。
彼女は、いわゆる魔女だったのではないか、ということだ。
そうでなければ、なぜ突然王の人格が変わるのだ?

そうですね…そうかもしれませんね。

破門されたそのクレリックも、もしかすると魔女にだまされたのかもしれないな。

手紙を見る限りでは、彼自身の意思だったようですが。

本当にだまされた者は、だまされたという事実すら気付かないものだ。
…ともかく、その魔女が龍の使徒と関係があるとも伝わっている。
彼が暴君という悪名を残したのは、龍の使徒の力を借りた儀式を行ったからなのだ。

龍の使徒の儀式?

おお、そういえば…!
1つ忘れていたことがある。

何ですか?

暴君は龍の使徒と契約し、異端の儀式を行ったと伝えられている。
それで裁判にかけられたのだ。
もし、その者が裁判の記録を手に入れたのなら…異端の道具がある場所も突き止めたかもしれん。

だとしたら大変ですね。

そうだな。
…もしやその者の目的は、異端の道具を手に入れることではないか?
邪悪な魔法が宿った、貴重な物だからな。

その記録は教団の書庫にあるのではないですか?

本来はそうだ。
だが以前、異端裁判記録の一部が紛失してしまったのだ。
永久に消え去ったものと思い込んでいたが…こうなると、まだどこかに残っているのではないかとも思える。

(エノックの表情が深刻になる)

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  • 最終更新:2013-03-29 15:20:09

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