[ネスト]ラダメスの過去の残滓

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【旅人】フリー

ハァ…ダメダメ。
そんなことしてたら命がいくつあっても足りないよ…ブツブツ…

何ブツブツ言ってるんですか?

わぁ~お!
DNクエスト君!
こっそり近づくなんて人が悪いな!
…そうだ、ちょうどいいところに来てくれたね!
…え?
ああ、さっきの言葉は気にしないでおくれ!
空耳みたいなものさっ!

今度はどんな用事ですか?

フフフ…実は先日ワーポの途中で、すっごいモノを見つけたんだけどね。
ミストランドのとても古い記録なんだ!
…いや遺産と呼ぶべき代物だね。

お…なんだか嫌な予感…

過去の残滓


【旅人】フリーが何やら古い記録を持っているらしい。その記録について聞いてみよう。

【旅人】フリー

(フリーが帽子に手を突っ込んで、何かを探し始めた)

あったあった…コレだ!
失くしたかと思ってヒヤッとしたよ!
これを手に入れるのにどれほど苦労したことか…いやぁ、まさにケーシーもびっくり!
命がけの大冒険だったね!

え~っ、そんな「汚い紙束」の為に命がけで?

「汚い紙束」だって!?
この価値がわからないなんて…涙が出てくるよ!
これはね。
かつて文明王国として栄華を極めた「アルカディア」の遺産…超重要書物なのさっ!

アルカ…ディア?

ミストランドの豪奢たる文明王国「アルカディア」を知らないのかい…?
アルカディアがなければ、今のラダメスも無論存在しなかった…超有名な歴史的都市だよ?
ボクが歴史の先生ならテストに出すよ!

テ、テストって…

ノルペの師であり、ラダメスの開拓者であるアカデミア故郷こそ、文明王国「アルカディア」さ。
今のラダメスにあれ程の技術力と知識があるのは全て「アルカディア」のおかげだと言っても過言じゃない。
風の噂で聞いたけど、あのダイダロスも、アルカディアの出身らしいね。

アルカディアは当時…チャイルドの力が今ほど絶対的ではなかった頃だね。
世にも珍しい機械文明や優れた知識力を誇っていた、人間たちの超巨大王国だった。

だった…?今はもうなくなっちゃったの?

(フリーが静かに頷く)
その王国の子孫たちが、南部の領地に避難して作った町がラダメスなんだ。
アルカディアは…今はもう、瓦礫の山が残っているだけの「命の消えた地」に成り果ててしまった。
…ラズリ王国と同じようにね。

いや、もしかしたらもっと酷いのかもしれないな。

アルカディアはチャイルドの力が増すにつれ、徐々に侵略されていった。
発展した肥沃な領地は、彼らが狙うにはうってつけの場所だったんだ。

チャイルドとの争いによって、アルカディアは瞬く間に阿鼻叫喚の地に成り果てた。
彼らに踏み荒らされた土地は、二度と息を吹き返すことはない…
でも、この地が「命の消えた地」と呼ばれる何よりの理由は…
その土地を根城にしているチャイルドにあるらしいんだ。
キミがさっき「汚い紙束」と言ったこれは日誌なんだけどね。
ここに生存者の最期の記録が書いてある。
それによると…

「…最終的にアルカディアを占領したチャイルド「グラノーム」
…彼はおかしなチャイルドだった。
お互いに宝玉を奪い合う他のチャイルドとは違い、彼はチャイルドの宝玉を吸収しなかった」

宝玉を…吸収しないチャイルド?

「…彼は、逃げ遅れ、とり残された人々を追い出さず…1ヶ所に集めた。
残虐非道な他のチャイルドとは違い、彼は理性と知識を備えていたようだ。
我々はささやかな希望を抱き始めた」

へ~? じゃあ良いチャイルドだったの?

残念ながら、そうじゃなかった。
だからアルカディアは「命の消えた地」になってしまったんだ。
最後まで読んでみよう。

「…彼はアルカディアの研究施設と記録を、片っ端から読み漁った。
チャイルドにも知識欲のある個体がいたとは…驚くばかりだ。
(中略)だが、1人またひとりと連れ出される仲間は、1人として戻ってくることはなかった…」

「…我々の半数以上がそうやって消えていった。
そしてこのところ、なにやら見たことのない生き物が周囲をうろついている。
おそらく…私に残された時間ももう長くない」

ううっ…何だか嫌な予感…

「…この日が遂に来てしまった。
私の番だ。
私に残された最後の時間に、必死にこの記録を書いている。
ああ…私はどうしたらよいのだろう。
あのおぞましい生き物と目があってしまった。
その眼差しは、かつてともに研究していた仲間の目に、あまりによく似てい…
(記録はここで途切れている)

…どうやらここまでのようだね。

ってことは…

そう…君の予想通りグラノーム生体実験を始めとした研究や実験に興じていたんだ。
そのせいで、アルカディア…現在のグラノームネストには、今でも実験体がうじゃうじゃ、犠牲になった者たちの亡骸がずらずら並んでいるらしい。

ううっ…

そーんな場所に危険も顧みず侵入して、この記録を持ってきたわけだよ!
その角を曲がったらグラノームがいるかもしれない!
そんな中、ミッションをやり遂げたボクの気持ちがわかるかい!?

勝手に行って、取ってきたくせに…

フゥ…君ってホント…ま、いっか。
つまり、ボクが言いたいことはね!
ワーポの途中でミストランドにたどり着いたってことは、そこに次元の亀裂があったってことさ!
放っておいたらミストランドの力がアルテイアに流れ込んで、悪影響を及ぼしてしまう。
その上、知識に貪欲なグラノームが「次元の亀裂」のことを知れば、それを悪用しようとするかもしれない!

ということで、勘のいいキミならもうお分かりだろうけど…
グラノームを倒して、彼が悪さできないように懲らしめちゃってくれたまえ!

それじゃ!
DNクエスト君!
今回もよろしくね~!!

2つの世界のバランスを崩さないためにも、グラノームを華麗に退治してきてくれよ!

※グラノームネストには、セントヘイブンにある[時空の庭園(Lv.93)]から入場できます。

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  • 最終更新:2017-05-23 19:16:12

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