歴史


はじまり

女神の夢、女神の悪夢

はじまりは女神の夢
女神アルテアがアルチェリンガ・古代人・ドラゴンを創造した。
2匹のドラゴンと善良な古代人により平和で美しい世界が続いていた。

しかし。
それを妬む女神ベスティネルにより、女神は堕落の毒を口にしてしまう
これにより、平和で美しい世界は終わりを告げた。
汚染された古代人からは悪しき古代人が生まれ、世界には闇が広がっていったからだ。
現代ではこれを女神の悪夢と呼んでいる。

―…実はこの女神の悪夢、というのは比喩表現ではなかった。

神デスモデウスは、神キロスの助言を受け女神アルテアを眠りにつかせた。
そして、元の大地を覆ってできた「アルテイア大陸」――女神の夢で出来た世界
この物語はすべて、女神の夢が見た出来事なのだ。
夢の住人は自身が夢だと知る術はなく、この事実を知る者は一握り。

一方、女神ベネスティルは自身のアルチェリンガ・ミストランドへ逃げ込み『種』をばらまいた。
それはあらゆるきっかけで芽吹き、チャイルドとして覚醒すると周囲の犠牲の上で巨大な力を手にいれていく。
いつからか巫女と呼ばれる者が置かれ、ベネスティルは巫女を憑代にしチャイルドたちを操った。
目的はただ一つ。
アルテイア大陸への侵攻だ。
女神アルテアの夢が見た世界は、ベネスティルによって再び侵されはじめた。



ビヨンドドラゴンとの戦い

女神ベスティネルによる更なる侵攻は続いた。
アルチェリンガを破壊するため、自らの世界からビヨンドドラゴンを送り込んだのだ。
しかし、対するアルチェリンガのエンシェントドラゴン・ケイオスドラゴンはこれを討つことに成功した。



ケイオスドラゴンとの戦い

ビヨンドドラゴンの汚染は酷くケイオスドラゴンが暴走
世界を脅かす存在となってしまった。

そして、エンシェントがこれに対抗し、ケイオスを事実上討つことに成功。
ケイオスの身体は思念体としていくつかの宝玉となり、各地に散らばった。

しかし、この戦いでエンシェントも力を使い果たしてしまった。
来るべき未来を守るため、そしてケイオスの思念体の復活防ぐため。
自らを3つの役割を持った宝玉として分離させた。
そして、そのうちの1つ「大陸の均衡維持」を使命として持つシルバードラゴンが生まれた。

シルバードラゴンが生まれる少し前。
ケイオスドラゴンの欠片からも1匹のドラゴンが自我を持った。
復活したのはレッドドラゴン-ルビナート-
彼は世界を飛び回り、その知識と好奇心からのちに大きな出会いを引き起こすこととなる。


【数千年前】

思念体の復活

そして、エンシェントの危惧した事態が起きた。
悪しき古代人により、ついに兵器としてドラゴンが創造されたのだ。

最初に造られたのはシードレイク。
しかし、宝玉が足りず失敗作となりアカヒゲ島に破棄。
この失敗を踏まえて、ケイオスの宝玉を使うことにより、ブラックドラゴン-カーラス-が誕生した

これにより戦いの情勢は一変。
賢者アルノとネレイドが現れる前までブラックドラゴンによる被害は甚大なものとなった。



ブラックドラゴンとの戦い

ブラックドラゴンに対抗するために創られたのがマンティコアロードクラムだ。
ネレイドにより創られた最も強力なマンティコアとされる。

長い戦いの末、ブラックドラゴンを倒すことができた。
しかし、ドラゴンの邪悪な力による汚染はすさまじかった。
マンティコアロードも暴走を始めてしまったのだ。

ブラックドラゴンとの戦いで賢者アルノは命を落とし、ネレイドもその後を追ってしまった
そして、主のいなくなったマンティコアロードはヘルテマルテ港に封印され、長い間眠ることとなった。



その裏側で

―ここまでが一般的に語られている史実のひとつだ。
しかし、賢者アルノはこの戦いで命を落としたのではなかった。

彼はこの戦いの毒により墜落してしまい、悪の古代人の長となっていた。
この時、ベネスティルの扉を開けるという目的の元、ベネスティルのかけらであるルナリアを召喚してしまう。
そしてルナリアの手によりモノリスの扉が開いてしまったのだ。
このままでは女神アルテアとアルテイア大陸の繋がりが切れ、夢から覚めたこの大陸は消えてしまう。

ネレイドの命と引き換えに手に入れた真実の鏡で正気を取り戻したアルノ。
彼は自らが犯した過ちを正すためある決断を行った。
自身の娘・ガラハムだけを残し、古代人の肉体を使いアーティファクトを作り上げたのだ。
それはシルバードラゴンの力を受け入れるには十分なものとなり、封印石と呼ばれたその役目を果たすこととなった。

こうして、一度開かれたモノリスの扉は閉じられたが、多くの古代人はこの世から姿を消したのだった。
ガラハムは彼らの死後、たった1人「賢者アルノ」としてこれから数千年を生きていくこととなる。


【約500年前】

賢者の啓示

賢者は、ある予言をした。
数百年後。この世の終わりが近づいた時2回の前兆が起こると。

1つは預言者の誕生を知らせる誕生の星
1つは預言者の覚醒を知らせる太古の星

賢者は来るべき時に備え、2人の弟子に聖なる遺物を託した。
クレリックの始祖、ジェイコブが賢者の杖を。
ソーサレスの始祖。マリオンが秘伝のオーブを。

この2つは長くクレリック・ソーサレスたちによって守られることとなった。



ビヨンドドラゴンのかけら

レッドドラゴン-ルビナート-はビヨンドのかけらといくつかの材料である「男」を作り出した。
はるか昔の戦いを知ることができる存在…そう期待して。
しかし男は自身がビヨンドドラゴンであった記憶も残っていなかった。

レッドドラゴンはこの男が悪に染まらないよう制御を設けた。
仮にもビヨンドドラゴンのかけらだ、何を引き起こすか分からない。
ミストランドの毒に触れたら消滅するように、と。

しかし、ある時を境に突然行方が分からなくなってしまう。
この世界中、生きていれば気が探れるはずだがどこにもいないのだ。
男は、一体どこへ?



フェザー王朝

戦いが終わり古代人ではない者による時代が始まった。
建国王フェザーと呼ばれる英雄王によってフェザー王朝が開かれたのだ。

彼により様々な試みが行われた。
主に上げられている功績は2つ。
エルフとの初の国交ロータスマーシュの開拓だ。



エルフとの国交、ロータスマーシュの開拓

この2つは一見なんの関係もないように見えた。
しかし、ロータスマーシュに人々が住めるようになったことにより、エルフとの国交は途絶えることになったのだ。

ロータスマーシュの乾いた土地を、人が住める土地にしたい。
建国王フェザーがエルフに協力を要請したことから始まった。
エルフには水を扱う魔力の知識が存在したからだ。

しかし、彼女たちは言った。
「開拓を行うほどの大きな力を使うには魔力を増幅させる媒体が必要だ」と。
フェザーは水の力を持った宝玉、女神の涙を入手しエルフに手渡した。

これが水の精霊の宝物だったことを彼らは知らなかった。
結果、水の精霊は死に絶えてしまう。

ロータスマーシュは潤った。今では湿地帯となるほどに。
だが、エルフは水の精霊が滅びた理由に気づき、人間との国交を断つことにした。



王女エリザベス、メリエンデル

ここに至るまでが表立って史実となったフェザーの話だ。

実際の彼は一介の領主であり、また血塗られた戦場を駆け抜けた征服王と呼ばれた騎士であった。
当時の、王女エリザベスと婚約と、そもそものフェザーの人柄によりその地位は格段に上がったのだがそれを面白く思わなかったのは他の重鎮たちだ。
彼らはこのエルフ国交、ロータスマーシュの開拓という無理難題をフェザーに掲げた。
きっとできぬだろう、とタカをくくっていたのだ。

魔法による結界が貼られ、永く未開の地とされていたエルフの国アレンデル。
足を踏み入れることができたのは、王女エリザベスの優れた魔力による部分も大きい。
フェザーはここで、女メリエンデルというエルフと出会うことになる。
エルフとの国交が途絶えた後も、メリエンデルはフェザーに付き添った。



レッドドラゴンとの出会い

とある島にいると噂されたドラゴンを訪ねた3人。
そこで、レッドドラゴン-ルビナート-との出会いが彼らを迎えた。

かつて、レッドドラゴンは自身がもつ多くの知識をある国に与え、その国は繁栄を治めた。
しかし人間は実に欲深く、そんなレッドドラゴンを裏切ったのだ。
酷く怒りを覚えた彼は「教えたもの全てを破壊し、根絶やしにした」。
炎獄の一夜と呼ばれた舞台、それはかつてのフェザーの故郷だった。

相容れぬ関係性であった2人だが、フェザーの心からの謝罪とレッドドラゴン-ルビナート-の涙により一時の和解で幕を閉じた。

フェザーは大陸の王になり立派な国を作り上げると、ドラゴンの前で誓い。
ドラゴンもまた、それを見届けると誓ったのだ。



エリザベスの死

全てはうまくいくかのように思えていた。

…エリザベスが、王室の策略によりその身にを受けるまでは。
フェザーはこの事実を知ったのは彼女が逝った後だった。

エリザベス自身が、フェザーの大陸統一の妨げになってはならないと強く願ったからだ。
レッドドラゴン-ルビナート-、メリエンデルは気づいていた。
しかし、彼女の命を懸けた願いを無下にもできなかった。

フェザーは茫然とつぶやいた。

「この戦いが終われば1つの旗の下に全ての民が平和で幸せに暮らすというエリザベスと私の目標がかなうというのに分かち合える相手がいないとは…だが、彼女がこの私を騙してまで願ったこと…何としても…」



再び開かれたモノリスの扉

やがて国王となったフェザーの耳に、この世界に危機が迫っているという情報が届いた。
―ルナリアがある男を伴い再びモノリスに姿を表したのだ。

モノリスの周辺で渦巻く過去のすべてを目にしたフェザー。
自身が、死したエリザベスが、あんなにも望んだ大陸の平和が、ただの女神の夢だという真実を知ってしまう。

それでも彼らは戦い、開かれたモノリスの扉を再び閉じることに成功した。
その代償は非常に大きなものだった。

メリエンデルはその劣悪な環境と、熾烈な戦いの中で命を落とし。
レッドドラゴンは自身の宝玉を半分に割りフェザーに託し、扉の内側に残った。

ただ一人、扉の外に出てきたフェザーは誓った。
女神を倒し、神に成り代わる。
建国王フェザーは、レッドドラゴン・フェザー……龍の使徒の王となった。

この事実は人々に知られることはない。



セントヘイブンの建国

何の前触れもなく建国王フェザーが消えた。
少なくともアルテイア大陸の民はそう思った。
王国は後の魔導戦争ブラックドラゴンの襲撃により絶体絶命の被害を危機に陥った。

この時【騎士王】カシウスが立ち上がり、王国の復興を行った。
王都セントヘイブンが建国され、初の王位が誕生したのだ。

この時、ある1人の女騎士が貢献した。
彼女の力を無くしてこの復興はなかっただろう。
名はアイシャ
また、イエロードラゴン-ザカード-とも呼ばれていた。

ブラックドラゴンに疲弊した人々が、果たしてドラゴンの力を借りた王朝を受け入れるだろうか?
ティルス将軍により、恩人でもあり、仲間でもあった彼女は討伐されることになった。

こうして彼女の存在は書には記される事はなく閉じられた。



魔導戦争の勃発

フェザー王朝において取り上げられるべき大きな事件のひとつ。
それがクレリック・ソーサレスによる魔道戦争だ。
原因は不明だがクレリックがフェアリスター魔導院を襲撃したことによって勃発。
ソーサレスはこの迫害から、ロータスマーシュへと身を潜めることとなった。



エルフの国

この頃、時期女王セレンシェルにある1の提案が持ちかけられていた。
ベンシエルによる愛の囁き、駆け落ちだ。

しかし、セレンシェルはこれを拒否。
テレジアの宿命を受け、女王アマリリスとなり生命の木にその身を捧げた。

ベンシエルはアレンデルを去り行方不明となった。
生命の木の守護者としての役割を放棄して。
その後彼の行方を知るものは誰一人いない。

―ベンシエルはこの時にこう誓った。
全てのエルフがテレジアに縛られることのないようにするのだ、と。
しばらくし、フェザーの配下となったがこの彼の胸の内は永く知られることがなかった。


【約50年前:ドラゴンレイド勃発前】

エルフとの国交が再開

エルフの王国・アレンデルの使者ネルウィンが3つの宝を持ち人間の国を訪れた。

1つは王国に渡された、賢者のオーブ
1つはジェレイントの剣に装飾された、魔力を秘めた宝石
1つは水の精霊へと詫びるために奉献された、謝罪の指輪
これは失われた時間の廃墟にある。

こうして再びエルフと人間の間で国交が結ばれたのだ。



魔物の動き

  • オーク王国

ガラン、グラン、ギランなどの同一の姓を持つ者たちが小規模な部族を形成し、それぞれの領域で独立して暮らしていた。
平和な暮らしだったという。
しかし、急速に繁栄を遂げる人間たちとブラックドラゴンの猛威にさらされ次第にその地は追いやられていった。
生存していくため、次第に部族内で争いが起こるようになった。
長く熾烈な戦いの末、最終的に勝利を手にしたのはゲラン族であった。

  • ダークエルフの国 女王エレナ

ダークエルフの国は薄暗く、廃墟のような状態であった。
豊かな土地は見る影もなかったという。
生命の木が病気になってしまっていたからだ。

当時のダークエルフの女王、エレナは何かを決意しその座を捨てた。
そして彼女は龍の使徒、紅き軍団へと身を投じたのだ。

  • カラハンの破門

カラハン・フェアリスター
歴史上初めて男性の身でフェアリスターの名を受け継いだ者の名前だ。

しかし彼はその継承者として、決して許されない罪を犯した。
非道な人体実験、魔導術以外の研究。

結果。
フェアリスターを破門された彼はロータスマーシュを去っていった。

  • ランバート

最強の剣士、ランバート

彼は妻と共に調査でエリア・ゼロに足を踏み入れた。
そこでは時空のねじれが発生しており、サティラだけが悪の古代人に捕えられてしまう。
酷い実験の繰り返しの末、サティラが彼の元に戻った時には完全に気が触れてしまっていた。

強いランバート――サティラもまた、強く美しい女性だったのに。
剣を持つこともできなくなってしまった彼女を、ランバートは認めることができなかった。

しばらくして、ランバートは妻と生まれた息子を家に残し、行方をくらました。
フェザーの呼びかけに応え、龍の使徒となったからだ。

  • イリュージョン

モノリスの扉を開けた「あの日」から、男は「ルナリア」を探していた。
あらゆる時代を飛び回り、捕まえたと思えばするりと消えてしまう女。
ベネスティルの欠片、ルナリア。

男は巨大な情報網を持つフェザーの配下となり、龍の使徒「イリュージョン」となった。
その姿は、かつてレッドドラゴンと共に過ごした男に酷似していた。



それぞれの出会い

  • ネルウィンとカーラ

ネルウィンがセントヘイブンを訪れる少し前のこと。
ロータスマーシュにある女王の庭園で、ある1人のソーサレスと出会う。
それが後の六英雄の1人、カーラだ。
彼女たちは共にセントヘイブンへと旅立つことになった。

  • テラマイとカーウィン

テラマイは貧しい者のために生きる、と。
カーウィン卿は弱者を守る神殿騎士になる、と。
彼らはそれぞれの信念の元に誓い合い、神殿騎士となった。

  • ジェレイントとしての名

ゴールドドラゴンは様々な戦いの中で深く傷つき、疲弊していた。
羽を休めていた彼は、寂れた村である1人の少女と出会う。
そして、心優しい彼女にジェレイントと名づけられた。

  • ベルスカード

下流貴族出身のベルスカード。
ついに彼は自分の実力だけでその地位にまで上り詰めた。


【約50年前:ドラゴンレイド勃発】

ドラゴンレイド

ブラックドラゴン-カーラス-が復活した。

その討伐のため、ジェレイントをリーダーとし、大陸全土から5つの勢力が集まった。

リーダー、ジェレイント
王国最高の騎士、ベルスカード
傭兵団長、バルナック
神殿騎士団のリーダー、テラマイ
シルバークレッセントムーンのリーダー、ネルウィン
フェアリスター魔導師団を率いた、カーラ

彼らが後の六英雄と呼ばれるようになる。

脅威はブラックドラゴンだけではなかった。
シードレイクの封印がとある海賊によって解かれたのだ。
ドラゴンの手下でもあるケルベロスや他の魔物の相手もしなければならなかった。

最中でブラックドラゴンのいる黒竜の領地への侵攻は続く。
熾烈な戦いが繰り広げられ、ついにブラックドラゴンは倒された。
英雄たちによる功績と、ベルスカードの名誉ある戦死の上で。

ドラゴンレイドは幕を閉じたが、様々な真実は隠されたままだ。



様々な真実

  • ゴールドドラゴン

当初ブラックドラゴンの力はすさまじく六英雄とはいえ歯が立たなかった。
ジェレイントはゴールドドラゴンの姿になることで、カーラスを打ち倒したのだ。

なぜジェレイントがリーダーとなることができたのか。
それは現在では判明していない。
しかし、彼は皆から絶大な信頼を受けていた。

だからこそ、彼がゴールドドラゴンだと知った英雄たちは、すぐに受け入れる事ができなかった。
世界を脅かすとされたドラゴンと同じ姿をしていたのだから。

しかし、真実はこれだけではなかった。

  • ベルスカードの裏切り

ブラックドラゴンを討ち果たし、宝玉を手にしたジェレイント。
その瞬間、突然ベルスカードがジェレイントの目を斬りつけた。

なぜこんなことが起きたのか。

そう、ベルスカードは「あのお方」に仕える龍の使徒だったのだ。
彼は「あのお方」から宝玉を持ち帰る命を受けていた。

しかし、ここで予期せぬ出来事が起きた。
持ち去るはずだった宝玉がベルスカードの身体に吸収されてしまったのだ。
それを見たエレナはすぐにベルスカードを連れ去ることに。

そして。
それを追うため、ジェレイント・アルゼンタも去っていった。
残った英雄たちになんの弁明もなく。

これにより残った者たちは彼らに裏切られた、そう思うようになってしまったのだ。



六英雄たちのその後

  • ジェレイント

ベルスカードを追うためアルゼンタと共に行方不明。
彼がゴールドドラゴンだという事実は誰もが口にしなかった。

  • ベルスカード

ダークエルフ エレナにより「あのお方」へと帰還した。
その宝玉を取り出すべくあのカラハンにより様々な実験が行われたが失敗に終わる。
脱走を試み、成功。「あのお方」への復讐を誓った。

  • バルナック

各地に散らばっていた傭兵組織をもう一度集め、冒険者ギルドを設立。
しかし、この冒険者ギルドには大きな問題が生じるようになった。
城・貴族との密接な関係によりその非道理な行動をとめる事ができなくなったのだ。
それらを罰することのできる新たな集団、ブラザーオブスティールを作ったのもこの頃だ。
そうして多くの冒険者たちの組織を作った彼自身は、ブラックドラゴンの血に汚染され、テル・ヌマロで人知れず息を引き取った

  • ネルウィン

彼女もまたブラックドラゴンの血に汚染されていた1人。
すぐにアレンデルへ戻り女王・ナルシリアとして即位。
今は、生命の木にその身を捧げている。

  • テラマイ

教皇へと即位したテラマイ。
彼は志を共にしたカーウィンにビショップの地位を打診した。
しかし彼が変わってしまったものと誤解したカーウィンはテラマイと絶交。

  • カーラ

ブラックドラゴンの血による汚染により、ロータスマーシュでの隠居を決意。
汚染の治療薬を作ることに専念しつつも、多くのソーサレスを育てていった。



運命を捻じ曲げる

数千年という時を過ごしてきた古代人、ガラハム。
父も、母も、夫も、娘も、すべてがあの日に奪い去られた。
取り戻そうとあがいたこともあったが、賢者アルノの力は非常に強く、手元に戻せたのは娘の魂だけ。

しかし、封印石としての呪いは解けず、このままでは魂でさえ失われてしまう。
この事実は次第に彼女の心を蝕み、ついにある恐ろしい考えに至った。

そう。
娘を、この世に残すというただそれだけのために。


【約10数年前】

誕生の星

賢者アルノの予言した誕生の星が輝いた。
古代人の子孫、レオン・クララのもとに預言者の娘が誕生したのだ。
時を同じくして預言者の影ともなるプレイヤー(カーリー)もその生を受けた。

古代人は滅びたわけではなかった。
一部の古代人は先の戦いから外れひっそりと暮らしていたのだ。

こうした預言者の誕生により、大陸の北部で魔物たちがうごめき始めた。
龍の使徒「あのお方」がロゼを狙ってきたのだ。



キャデラック抗争

レオン夫妻とその幼い娘は魔物たちに追いかけられていた。
レオンはある場所へ向かうため、キャデラックへと辿り着いた。
その結果、人間たちとレオンたちを狙う魔物たちと間で熾烈な戦いが勃発。
これがキャデラック抗争と呼ばれる戦いだ。

魔物たちを刺激して騒ぎを起こしたのでは、と恨まれていたレオン一家。
しかし、常に前に立つレオンに深く感動しキャデラックの人々は一丸となってキャデラックでの戦いに身を投じた。

この時に魔物たちを率いていたのは赤い服を着たダークエルフ。そう、エレナだ。
タイフーン、カラーバもいたという。

そして、このキャデラック抗争ではもう1人の古代人がいた。
それがマッハ。後のギガンテスマッハである。



西へ

戦いの中、レオンはある決断をした。
クララと幼い娘を西へと逃がすことにしたのだ。

しかし、クララは逃げる最中に魔物に襲撃を受け、深い傷を負っていた。
もう長くはないと知り、ハロルドに娘を託すと、自らは魔物をひきつけるため遠く離れた場所で、絶壁からその身を投げた。

ハロルドはこの娘をロゼと名づけ、孫として育てることにした。



突然の撤退

一方でキャデラック抗争は続いていた。

レオンはキャデラックを救うため1人魔物の軍勢を押しのけ守護者の眠るエルクル神殿へと向かった。
おそらくマンティコアを呼び起こしに行ったのだろう。
マンティコアは古代人が自らを守るために作った生命体だからだ。

だが。
その鍵ともなる従順のペンダントはウィリアムに預けられた。
そして、神殿へと向かったレオンはそのまま戻る事がなかった。
死んだのか、逃げたのか、それは分からない。

だが、キャデラックは救われた。
ある日突然、魔物たちが去ったのだ。
この影にはアルゼンタの功績があったとされている。



爪痕

キャデラックには大きな爪痕が残った。

魔物を一掃するために選ばれた土地は、死者の森となり人は一切近寄れなくなってしまった。
クリスタルレインでは未だオークたちが駐屯している。

多くの人がこの戦いで命を落とし、また多くの人がその死を悲しんだ。
キャデラックに残った人々はそうした傷を抱えた人々が多いのだ。

【現在】

物語の始まり

ついに賢者の予言した2つ目の星、太古の星が輝いた。
預言者が覚醒したのだ。

教皇であったテラマイは賢者アルノの予言を実現させるため、賢者の杖をレオナルドに託した。
マナの宿る丘、マナレージで杖とオーブをあわせる必要があったのだ。

プレーリーで暮らす預言者の娘、ロゼ。
マナレージへと運ばれる賢者の杖。

ドラゴンネストの物語は。
この2つが鍵となり始まる。


  • 最終更新:2017-11-16 16:17:15

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